2009年10月11日日曜日

錆びてても大丈夫

鉄は古くなり痛んでくると錆びます。
意外に錆びている鉄を塗装で保護・復元することは
知られていないものです。
お客様から「錆びてるけど塗れるの?」というご質問を
いただくことがあります。

錆びているから塗装で再生するのです。

錆びを落とし、さび止めを塗装し
上塗りを施します。

塗装は薄い膜ですが、この薄い膜が鉄を保護しているのです。
錆びているからこそ塗装しましょう!!

2009年10月10日土曜日

ご無沙汰いたしております、ペンキ屋です。
夏も終わり、いつのまにか秋でごさいます。

最近は住宅の塗り替えを行っております。
最近の塗装例を少々ご紹介たします。





住宅の離れの漆喰がはがれおちた住宅
鉄板も木目がプリントされた鉄板でしたが
完全に色が劣化しておりました。

まだ足場解体はしておりませんが
漆喰を補修後、塗り替え古い漆喰と新しい漆喰の境目が
わからなくなりました。

鉄板は、ケレン後さび止め処理、弱溶剤ウレタン仕上げと
なっております。

建物も適切なリサイクルで、資源に変わります。
ぜひ定期的なメンテナンスをお願いいたしますね。

2009年7月30日木曜日

完成

梅雨も長引いていますね。
このままだと8月まで梅雨という状況。
涼しい夏も良いのですが、いささか仕事に影響が出そうです。
自然との共生も難しいですね。

さて先日お世話になりましたB様のお宅の塗装工事
完了しました。

コーキング補修した部分もキレイに見えなくなりました。

玄関建具もピッカピカです。
B様ありがとうございました。

塗装前

塗装後です。
建物もいきいきしています。
ありがとうございました。

2009年7月15日水曜日

梅雨もなかなか明けませんが、雨のやみ間をみて
作業しております。いかがおすごしですか。

今日は現在進行中の塗装工事のご紹介です。
築約15年のお宅の外壁塗装工事です。

まずは意外と目に付きにくい
コーキングの亀裂

ここから雨が進入し、室内に湿気を持ち込みます。
プライマー処理後

コーキングを打ちます。
塗装工事が建物の寿命を長くするのは、
このような補修工事を伴うからです。
そして高圧洗浄。
まずは屋根から。
屋根にこびりついたコケや、旧塗膜を洗い流します。

写真は、樋に詰まったコケです。
バケツ一杯になりました。
このようなコケが雨の流れを遮り、樋が機能しなくなります。
樋からはみ出した雨は直接壁にかかったり、
樋の中に常時水が残った状態になり
ボウフラなど害虫の発生源になったりします。
定期的な樋の掃除も重要なメンテナンスの一つですね。

引き続き壁の洗浄も行います。

写真ではわかりにくいですが、壁のチョーキング(塗料の顔料が浮き出てきて
壁の表面に粉をふく現象)を起こした粉を洗い流しています。
写真右側が洗浄前、左側が洗浄後です。
このような壁の汚れを除去することにより
塗料の密着を良くします。

一方屋根は、高圧洗浄後鉄部のサビ止めを行いました。
屋根の表面に注目してください。
コケや古い塗料を除去した後は、このように屋根の素地がでてきます。
コケがない状態であるならば、本来屋根そのものの素材がむき出しであり
素材がむき出しのところに雨が降るわけで
ここから室内に水分が浸入するのです。
もちろん建物の劣化が進行していくわけです。

間近でみるとこんな感じです。

シーラー処理後、一回目の塗装。
キレイに色がつきます。
この膜が屋根の素材を保護します。

乾燥後2回目。
表面塗膜を強化。
この膜の上を雨が流れていきます。

屋根完了です。
見事な艶で屋根を保護します。
キレイになっただけではないのです。

再度壁に戻ります。
シーラー処理後、
今回は関西ペイントのセラMシリコンⅡです。
コーキング部分にも塗装します。
シリコンならではの光沢が美しく、壁のテクスチャーも
強調されますね。

コーキング部分も見えなくなりました。
現在1回目施工中ですが
今週中には完成予定です。
天気予報とにらめっこしながら
熱中症に気をつけて作業したいと思います。

2009年6月19日金曜日

提案から施工・完成まで

今日は先日お世話になりました
住宅塗装の提案と施工例をご紹介。
梅雨というのにカラッと晴れてます。

僕達塗装屋・ペンキ屋からすればありがたいのですが
水不足も気になるところです。
とはいえ仕事は続きますね。


外壁のチョーキングもかなり気になる築約20年のお宅での
お仕事でした。

「合成写真工房ふくたろう」さんでカラーシュミレーションを
お願いしての提案

外壁は関西ペイントの「セラMシリコン」で仕上げ

屋根はミズタニペイントのカスタムシリコンでの仕上げです。


色はお客様の好みでグレー・ブルーを基調とした色で仕上がりました。
毎回お客様と色のお話をさせていただきますが
やはりお住まいのお客様がお考えになる色が一番
その家にフィットしてます。
僕達も大変勉強になります。
お世話になりましたA様、ありがとうございました。
これからも定期的なメンテナンスを行い
おうちを守ってくださいね♪

2009年6月5日金曜日

完成


勾配のキツかったおうちも見事完成しました。
じつは傾斜がキツい方が塗りやすい時もあるんですけどねぇ~。

いずれにしても喜ばれました!
お客様ありがとうございました!!

2009年6月2日火曜日

壁のような屋根

先日お世話になった現場は、急勾配の屋根
壁のような屋根。
こういった場合、屋根の足場をかけます。

高圧洗浄も逃げ場を探しながらの作業です。

住宅の形は様々ですが、原理原則は皆同じ。
安全第一で作業します。




2009年4月14日火曜日

高圧洗浄の重要性

今日は約10日ぶりの雨でした。
僕達塗装屋にとっては、ありがたくはないところですが、
そうでもないこともあるんです。

というのは、こういった雨の日には
塗装前の高圧洗浄を行うからなんです。
といいますのも、晴れた日に水を使い壁を洗っていると
すくなからず周囲に水が飛散してしまいます。
晴れた日にご近所が洗濯物を干されていると
お願いをして取り込んでもらったりもするのです。

しかし雨の日であれば、当然周囲に洗濯物もなく
ご迷惑にならずに作業を行うことができるというわけです。

今日も雨に併せて高圧洗浄を行いました。


壁面に付着した汚れ、藻やコケを洗い流していきます。

壁面から旧塗膜、コケが洗浄により流れていきます。

道路に流れた旧塗膜です。

左が洗浄前、右が洗浄後です。
このような形で、汚れを落とすことにより
新たな塗装が壁にしっかりくいつくようにするわけです。
雨の日も重要な作業がありますね。
塗り替える以前に処理を行うことも、僕達塗装屋の大事な仕事です。

2009年4月7日火曜日

ペイント教室 IN 海士町

先週土曜日4月4日に、隠岐郡海士町観光協会のお仕事で
自転車ペイント教室の講師をつとめてきました。

隠岐郡島前でも、知夫、西ノ島は行ったことがありますが
海士は初めて。
今全国的に注目される離島とはどんなものなのか?
期待してお伺いしました。


フェリーに乗り込む、私の車。
ポツ~ンとしています。

境水道大橋にわかれを告げ、一路隠岐へ
正直、「海士!海士!」と地域活性化の象徴のようになっている土地に
興味はありましたが、やや冷めた目で見ていたのが僕の心情でした。
しかし、いざ実際に船で本土を離れると、いやがうえにも気分は高まります。

おぉ!島が見えてきた~!
一度別府港で、フェリーを降り、今度は小型のフェリーで海士町へ。
車を運搬するためにこんな形しています。
いまから行くよ~♪
到着した港は、静かそのもの。
一泊して、翌日の教室に備えます。
しかし当日は、あいにくの雨模様。
それでも15名の方々と5台の自転車をペイントしました。

3~5人で手分けをして1台の自転車を再生します。
みんな真剣に塗っています!

裏の部分も丁寧に♪

手分け、色分けして慎重に~。
今回、地元の小学生・京都から来ていた京都造形芸術大学の学生さんも
一緒にペイントします。
今回は、京都造形芸術大学の関本先生にも、とっても参考になるアドバイスを
たくさんいただきました。
大学のみんな、関本先生ありがとう!!

そしてできた自転車は・・・。
トマト?!

キャベツ?!
流れているのはドレッシング!?

にんじん!!

名づけて「サラダ自転車」!!!

いろとりどりの、水玉自転車!!
毎回感動しますが、ペイント教室に参加されるお子様も
皆様も大変素晴らしい感性をお持ちです。
「こんな自転車あったら楽しいな~」ということを体現されるのが
本当に素晴らしいです!!
また今回は、イベント行っていた建物、海士の玄関口「キンニャモニャセンター」塗り替え工事に
併せて地元の工務店さんが、地元の方々と一緒に壁をペイントする体験ワークショップを
同時に開催されていました。
これこそ自転車ペイントの先にあるものだと僕は思います。
こういったワークショップも、地元の施工業者・地元住民とそれを支える行政が
一体となっている小さな町だからこそできることではないでしょうか。
柱を丁寧に塗っています。

地元の方々が、ご自分自身の手を汚すことにより
この建物への愛着をもってくださったら
本当にステキなことだと思います。
楽しいペイント教室も終わり、終了後海士の自然の中で
交流会に参加させていただきました。

造形芸術大学の関本先生のお話は、芸術の視点からのお話しでしたが
芸術という言葉を「地方」「社会活動・市民活動」「事業」と置き換えても
当てはまる話だなぁ~と、本当に勉強になしました。
そして5日の朝に海士をたちました。
海士のみんなが見送ってくれました。
この紙テープは「観光テープ」というそうです。
知ってました?!
出港の際「蛍の光」が流れるのですが、
思わず泣きそうになりました。

海士のみんなありがとう。

美しい大自然に囲まれた海士町。
ここでペイントの魅力が広がってくれるといいな~と思い、
帰路につきました。
海士の皆様、ペイント教室にご参加いただいた皆様
ありがとうございました!!