2009年4月14日火曜日

高圧洗浄の重要性

今日は約10日ぶりの雨でした。
僕達塗装屋にとっては、ありがたくはないところですが、
そうでもないこともあるんです。

というのは、こういった雨の日には
塗装前の高圧洗浄を行うからなんです。
といいますのも、晴れた日に水を使い壁を洗っていると
すくなからず周囲に水が飛散してしまいます。
晴れた日にご近所が洗濯物を干されていると
お願いをして取り込んでもらったりもするのです。

しかし雨の日であれば、当然周囲に洗濯物もなく
ご迷惑にならずに作業を行うことができるというわけです。

今日も雨に併せて高圧洗浄を行いました。


壁面に付着した汚れ、藻やコケを洗い流していきます。

壁面から旧塗膜、コケが洗浄により流れていきます。

道路に流れた旧塗膜です。

左が洗浄前、右が洗浄後です。
このような形で、汚れを落とすことにより
新たな塗装が壁にしっかりくいつくようにするわけです。
雨の日も重要な作業がありますね。
塗り替える以前に処理を行うことも、僕達塗装屋の大事な仕事です。

2009年4月7日火曜日

ペイント教室 IN 海士町

先週土曜日4月4日に、隠岐郡海士町観光協会のお仕事で
自転車ペイント教室の講師をつとめてきました。

隠岐郡島前でも、知夫、西ノ島は行ったことがありますが
海士は初めて。
今全国的に注目される離島とはどんなものなのか?
期待してお伺いしました。


フェリーに乗り込む、私の車。
ポツ~ンとしています。

境水道大橋にわかれを告げ、一路隠岐へ
正直、「海士!海士!」と地域活性化の象徴のようになっている土地に
興味はありましたが、やや冷めた目で見ていたのが僕の心情でした。
しかし、いざ実際に船で本土を離れると、いやがうえにも気分は高まります。

おぉ!島が見えてきた~!
一度別府港で、フェリーを降り、今度は小型のフェリーで海士町へ。
車を運搬するためにこんな形しています。
いまから行くよ~♪
到着した港は、静かそのもの。
一泊して、翌日の教室に備えます。
しかし当日は、あいにくの雨模様。
それでも15名の方々と5台の自転車をペイントしました。

3~5人で手分けをして1台の自転車を再生します。
みんな真剣に塗っています!

裏の部分も丁寧に♪

手分け、色分けして慎重に~。
今回、地元の小学生・京都から来ていた京都造形芸術大学の学生さんも
一緒にペイントします。
今回は、京都造形芸術大学の関本先生にも、とっても参考になるアドバイスを
たくさんいただきました。
大学のみんな、関本先生ありがとう!!

そしてできた自転車は・・・。
トマト?!

キャベツ?!
流れているのはドレッシング!?

にんじん!!

名づけて「サラダ自転車」!!!

いろとりどりの、水玉自転車!!
毎回感動しますが、ペイント教室に参加されるお子様も
皆様も大変素晴らしい感性をお持ちです。
「こんな自転車あったら楽しいな~」ということを体現されるのが
本当に素晴らしいです!!
また今回は、イベント行っていた建物、海士の玄関口「キンニャモニャセンター」塗り替え工事に
併せて地元の工務店さんが、地元の方々と一緒に壁をペイントする体験ワークショップを
同時に開催されていました。
これこそ自転車ペイントの先にあるものだと僕は思います。
こういったワークショップも、地元の施工業者・地元住民とそれを支える行政が
一体となっている小さな町だからこそできることではないでしょうか。
柱を丁寧に塗っています。

地元の方々が、ご自分自身の手を汚すことにより
この建物への愛着をもってくださったら
本当にステキなことだと思います。
楽しいペイント教室も終わり、終了後海士の自然の中で
交流会に参加させていただきました。

造形芸術大学の関本先生のお話は、芸術の視点からのお話しでしたが
芸術という言葉を「地方」「社会活動・市民活動」「事業」と置き換えても
当てはまる話だなぁ~と、本当に勉強になしました。
そして5日の朝に海士をたちました。
海士のみんなが見送ってくれました。
この紙テープは「観光テープ」というそうです。
知ってました?!
出港の際「蛍の光」が流れるのですが、
思わず泣きそうになりました。

海士のみんなありがとう。

美しい大自然に囲まれた海士町。
ここでペイントの魅力が広がってくれるといいな~と思い、
帰路につきました。
海士の皆様、ペイント教室にご参加いただいた皆様
ありがとうございました!!