2010年12月11日土曜日

セメント瓦の塗装

ご無沙汰いたしております、佐藤です。
暑かった夏もはるかにすぎまして
もう師走まっただ中でございます。
天候に苦慮しながらですが、ボチボチやっております。
今日は、ちょっと参考になる物件がありましたので
写真を公開させていただきたいと思います。

市内のあるお宅ですが、セメント瓦です。
ご覧の通り塗装前は、コケがびっしりでした。
建物の立っている場所の条件によるのですが
ここまでコケに覆われた屋根はそうそうお目にかかれません。



これをまずは高圧洗浄。

屋根を覆っているコケを落とすと、セメント瓦の表面がでてきます。
すでに瓦表面の塗装は剥げ落ち、瓦の素地がでてしまっています。
まずは下地処理。瓦用フィーラーを刷毛で塗装します。
これにより瓦の表面を強化。
フィーラー施工後はこんな感じで、これで瓦表面からの
水の浸入を防ぎます。
余談ですが、瓦が痛む原因のひとつが瓦表面の塗膜が劣化し
そこに水が浸入。冬の時期にその水分が凍結する際に膨張し
瓦を割ってしまうのですね。
これも塗装により水の浸入を防ぐことで防止できます。

そしてフィーラー処理した瓦の表面にシーラー処理を行い

上塗りをかけるのです。
今回すべての工程が刷毛塗りのため手間はかかりましたが
綺麗になり、水はけも良くなるのです。

綺麗になります。

そしてさらに上塗り2回目となるのです。

見えにくいですが、瓦上部が上塗り2回目下部が1回目です。
元の写真と見比べてください。
綺麗になりました。
手間をかければ傷んだ瓦も、丈夫に長持ちでございます。
一度おうちの瓦ご覧になられてみませんか?

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